☆真実の愛☆

＋＋＋ＴＨＲＥＥ＋＋＋ (作者：橘柚季さん)

次の日、私は､智久の家にお見舞いに行った｡

美：あら？柚季ちゃん、ごめんなさいね、わざわざ。どうぞ、上がって

柚：おじゃましまーす。

　　コンコン

智：はーい・・・ゴホゴホ

柚：私。柚季。入っていい？

智：いーよー。

柚：どうしたの？風邪なんかひいて。バカは風邪ひかないって言うのになぁー。

智：そーだね。

いつもだったら絶対怒るのに・・・。よっぽど辛いんだなぁ。かわいそー。

柚：ねぇ、すごく辛そうだけど・・・何かいる？

智：あー、ありがと。ゴホゴホ・・・プリン・・・欲しい。

柚：うん！待ってて。

美里奈おねーちゃん、ちょっと智久がプリン食べたいって言うから買ってくる。

美：ごめんねー、ありがと。

そして私は近くのスーパーへ急いだ。

亜：あっ、柚季じゃん、どーしたの？

柚：ちょっとおつかいたのまれて・・・。

ゴメン亜希柚。

亜：あっ、そうなんだ。

柚：ガンバ！

亜：はっ？

柚：告白するんでしょ、明日。じゃーね。

私は、急いでプリンを買って、智久の家に戻った。

柚：ただいまー。智久ぁ？プリン買ってきたよー。

美：しーっ、今やっと智久が眠ったの。起きるまで少し待ってて｡

柚：そうなんだ智久寝ちゃったんだー。でも良かった眠ってくれて。

そして私は智久の部屋へ向かった。

すごく気持ちよさそーに寝ている｡

可愛い寝顔はいつもの智久とは全然違って少しドキッとした。

私は智久のベッドの横に座って少し待つ事にした。

そのうち、智久は少しうなされてきてるようだった。

そして「柚季・・・好きだよ・・・」寝言だった。

智久の部屋は、日当たりが良くて私はうとうとしていた。

いつのまにか寝てしまっていたようだ。