☆真実の愛☆

＋＋＋ＴＷＯ＋＋＋ (作者：橘柚季さん)

智：おっはよー、柚季

柚：朝っぱらから智久の顔なんて見たくない！

（おこってるんじゃなくて、ふざけてるだけ。）

智：なんだって？こんな美しいプリンスにむかって。

柚：さぶっっ！

−−−学校−−−

亜：おはよう、柚季。今日も仲良く山下くんと登校？

柚：家隣なんだもん、しょうがないじゃん。

私は昨日の亜希柚の言葉を思い出した。 『好きな人誰？』『・・・山下くん』

亜希柚はこんなこと気にする人じゃないと思うけど一応言い訳をしておいた。

柚：大丈夫恋愛感情なんて全然ないから。

亜：何で？そんな事気にしてないよ。だって 柚季の好きな人って、裕くんでしょ？

柚：うん！でも一応・・・っね。

−−−放課後−−−

亜：あっ、柚季。今日一緒に帰ろ。

柚：いいよ。

私たちが２人だけで帰るのは久しぶりだった。

いっつも智久が途中で来て、私たちは２人で帰れないの｡

でも今日は智久が４間めに体調崩して早退しちゃったから２人でかえれる。

智久・・・少し心配だなぁ。明日日曜だし、お見舞いにでも行こう。

亜：ねぇ、柚季？

柚：え？あ・・・

亜：聞いてなかったでしょ？

柚：ゴメン・・・

亜：私・・・山下くんに告白しようと思ってんの。

柚：ホント？ がんばって、亜希柚！

亜：うん、じゃあね。

なんでだろう？なんかショックだった。 私もしかして・・・ううん、私は横山くんのことが好きなんだ。

智久じゃない。