☆真実の愛☆

＋＋＋ＦＩＶＥ＋＋＋(作者：橘柚季さん)

亜：私気付いてたんだ。お願いだから本当の事教えて。

何言い出すの亜希柚ってば！

智：ああ、亜希柚ちゃんの言うとーり俺がすきなんは柚季だ・・・

柚：ちょっと待ってよ何言ってんの・・・

智：柚季！？・・・いたんだ・・・

亜：柚季・・・、山下くんと・・・仲良くね

亜希柚は泣きながら・・・笑って言った。そして走って行ってしまった。

柚：智久？さっきのうそだよね。智久が私のこと好きなわけないもんね。

智：本当だよ。俺が好きなのは、柚季だ。

うそだ！智久が私の事好きだなんて・・・智久のこと好きなのは私の方だ。

柚：うそっ・・・亜希柚が・・・亜希柚が可哀相だよ・・・

智：・・・ゴメン・・・

柚：智久？・・・じつは昨日智久の寝言聞いちゃったんだ・・・

智：はっ？

柚：あのね・・・昨日智久少しうなされてて「柚季・・・好き・・・」って・・・

智：マジ！？

智久の顔がみるみる赤くなっていく。

柚：その言葉聞いて私・・・驚きながらもやっぱり嬉しかったんだと思う。

亜希柚に智久のこと好きだって打ち明けられてから・・・智久のこと

変に意識するようになって・・・それで智久のことが好きだって気付いたの。

だから、これは亜希柚のおかげだし、だから美沙斗のことも智久のことも

裏切りたくないの・・・

言えた。智久にちゃんと自分の気持ち伝えられた。

智：わかってる。俺、柚季のこと本当に好きなんだ・・・。

お前らだってホントに友達だと思ってるんなら、仲直りできるはずだよ。

智久は私の頭をなでながら言った。

柚：うん！

智：ってお前らの仲おかしくしたの俺なんだけどね。

智久は苦笑いしながら言った。

柚：ありがと、智久。私亜希柚とこれからも仲良くやっていける自信あるよ！

智：Ｆｉｇｈｔだよ！

柚：うん！私たちって、カノカレ関係だよね

智：あたりまえだよ。

−−−次の日−−−

柚：亜希柚、昨日はゴメンネ

亜：ううん、私山下くんが柚季のこと好きだってなんとなく気付いてたし・・・

柚：でも、ゴメン・・・

亜：実は・・・ね、昨日泣きながら走ってたらバッタリ

裕くんに会っちゃって、いろいろ相談に乗ってもらったんだ。

それで付き合うことになっちゃった！

柚：うそっ！？

亜：ホ・ン・ト。こんど、４人でＷデートしようね。

柚：うん！

亜希柚が裕くんと付き合うかとになったって聞いても全然

ショックじゃなかった。横山くんを好きという感情とは全然違う智久への感情。

これが真実の愛なんだと・・・知った気がした。